元銀行員から見たバンクエラというICOの実態 将来性はない!?

エライズム飛鳥
こんばんは、エライズム飛鳥です。毎日Bankeraについて日本一詳しく考察しています。@asuka_eraism

 

不死鳥ちゃん
今日は元銀行員の亮平さん(@ryouheifree)さんにお越し頂いているとか!

 

エライズム飛鳥
そうなんですよ、今回亮平さんからフォローを頂きまして、思いつきでご連絡させて頂きました。亮平さん、今日はどうぞよろしくお願い致します。

 

亮平
初めまして。元銀行員、現仮想通貨ブロガーの亮平です。本日はどうぞよろしくお願い致します。

 

エライズム飛鳥
よろしくお願いします。

今日は亮平さんに元銀行員(メガバンク)から見たバンクエラについて語っていただこうと思っています。
バンクエラのホルダーの方々って意外と銀行について詳しくない方も多いので初心者にもわかりやすくお願いしたいです

 




インタビュー相手

【名前】小林亮平

【経歴】
三菱UFJ銀行に3年9ヶ月勤務後、現在は仮想通貨ブログ「BANK ACADEMY」を運営。(月間30万PV)

銀行員時代は法人業務に従事し、中小企業から上場企業まで担当。
(当時の主な業務は、融資や株式、債券管理などです。)

【保有通貨】

XRP,ETH.BNK

【備考】

元銀行員の視点から仮想通貨を中心にロボアド等の資産運用ブログを運営し、現在フォロワー13000人を抱える凄腕の方です。

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BNK(バンクエラ )を保有するメリット

エライズム飛鳥
では早速ですが、亮平さんがなぜBNKを購入したかについてお聞きしてもよろしいでしょうか?
亮平

はい、正直に言うと、利益目的よりもほぼ期待感で購入しました。
あまり配当などは考えていなかったです。

 

エライズム飛鳥
意外ですね、もっと慎重に行動されるイメージです!笑
亮平

(笑) 最初に興味を持ったのは、SNSでの広告で見た時でしたが、「次世代の銀行を目指す」というキャッチフレーズに惹かれたのが大きかったです。
たしか日本円で5万円くらい購入したのが最初ですね。

 

エライズム飛鳥
なるほど、バンクエラはホワイトペーパーを読むだけではなかなか理解しづらいものでしたね。あのわかりにくいWPを読んで早い段階で購入したプレ組の方々は尊敬しますね。

 

元銀行員から見たバンクエラの実態

 

エライズム飛鳥
次に元三菱UFJ銀行出身の亮平さんから見てバンクエラはどういった風に見えていますか?

 

亮平

ICOで銀行を設立する…というのは単純に興味深いですよね。
自分がいた銀行もそうですが、はるか昔から経営が続いていて今に至っている企業ばかりですから。

 

エライズム飛鳥
まったくもって同意です。

 

亮平

ただあまり知られていないですが、銀行業界への参入にはかなり高いハードルがあります。
ライセンスの取得はもちろん、近年は業務の健全化のために、じゅうぶんな資本を常に持っている事を求められるようにもなりました。

バンクエラ側もこの参入障壁の高さは重々承知しているようですが、まずはロードマップ通り軌道に乗せる事ができるかに注目したいですね。

 

エライズム飛鳥
なるほど、ありがとうございます。
実はリトアニアを筆頭にEUでは日本ほど銀行ライセンスの取得のハードルは高くないという情報があり、私もその認識でおりました。そちらに関してはいかがでしょうか?

 

亮平
バンクエラは主要管轄地域(EU、アメリカ、日本など)で段階的にライセンス取得していくという認識です

EUのライセンスはEU内でしか使えないでしょうから、まずEUでライセンスを取ってその後は他の主要地域でもライセンス獲得に動く予定だと思います。
(WPにも「主要な管轄区域の銀行ライセンス~」と書いてありますね)

 

エライズム飛鳥
世界中の銀行ライセンスを取得予定なのを忘れていました(滝汗)

 

亮平

(笑)

後は各国ごとの話になりますが、アメリカでは配当型のICOをしていたところがそもそも許容されるのか…同じ配当系のビットコネクトも年始くらいにアメリカで差し止めになってましたし確か。
後は日本でもすんなり行くかなーというところはかなり懐疑的ですね、今までにない銀行業の形ですし

 

エライズム飛鳥
そうですね、アメリカでも日本でもまず許容されるのか懐疑的ということですね。ただ、Spectorocoinのデビットカードの対応国は226各国です

もちろん日本も入っており、違う切り口で信頼を築けていけるのではないかと考えています。(必死)

銀行業で利益をあげることは難しい?

エライズム飛鳥
バンクエラは銀行業で利益をあげようとしていますが、実際にどのような業務で利益をあげていくのでしょうか。銀行について詳しく無い方も多いと思いますので。

 

亮平

銀行の3大業務は、「預金・融資・為替(決済)」といわれています。
簡単に言うと、「お金を預かる・貸す・振込する」というイメージですね。
これが銀行の主な役割であり、収益もこれらから生まれていくと思って下さい。

 

エライズム飛鳥
3つにしてもらえるとわかりやすいですね。

 

亮平
バンクエラについても、決済や融資(ローン)業務が収益を支えていくのでしょうが、手数料を極力抑えようとしているので、個人的にはかなり大変そうに見えますね…。
ホワイトペーパーを見るに、融資での利ザヤ(利幅)は年間0.5%、5年以内に0.1%と謳っています。
これが実現されるならば、間違いなく他の国内銀行と比べても低い金利水準となるでしょう。

 

エライズム飛鳥
なるほど、この利益率でバンクエラ が儲かるのかというところですね。

 

亮平
おっしゃる通りです。この方向性で、果たして安定した収益を確保できるのか。
ローンのボリューム(金額)を増やしていくつもりなのでしょうが、そんな簡単にはいかないだろうなと思っています。
おそらく収益を支えるための柱が、バンクエラ独自の取引所となるのでしょうが…。
いずれにしろ、安定収益確保へはチャレンジが続いていくと言っても良いでしょう。

 

エライズム飛鳥
バンクエラ取引所にはかなり期待できますね。正直銀行設立よりもそっちに期待している感があります。笑

 

亮平
私もそうかもしれません。笑

「銀行って不便だな…」とは多くのユーザーが感じているとは思いますが、バンクエラが高い利便性を確保した銀行になるのであれば、それなりのコストを払っても利用したいという層は、実際かなり多いのではないかと思っています。

 

 

バンクエラはどれだけの利益をあげられる?

 

エライズム飛鳥
バンクエラの利益率、銀行の仕組みについて詳しくありがとうございました。

仮にバンクエラ が銀行業を成功させたとすると、どれくらいの利益を見込めることが予想できるのでしょうか、バンクエラの利益の20%が我々バンカーの配当に直結するので!

 

亮平

旧来の銀行の収益の根幹は先ほども少し触れましたが、やはり融資業務です。
お金を貸して、利息をもらうというシンプルな構造が柱にあります。

 

 

エライズム飛鳥
はい、それは先ほど聞きました!

 

亮平
(笑)  ただ国内では景気の鈍化に伴い、なかなか借り手企業が増えないため、メガバンクなどは以前から海外に目を向けています。
海外現地での金利はまだまだ高い地域も多く、資金需要も旺盛なため、銀行はこぞって海外に力をいれているという分かりやすい構図ですね。

 

エライズム飛鳥
なるほど、海外の銀行市場について全然知りませんでした…

 

亮平

このインタビューでだいたいわかるので、最後まで聞いてくださいね(笑)

バンクエラが今後どれだけの利益をあげる事ができるかは、正直まだまったく見えてはいません。
バンクエラの収益源は、今までの銀行モデルと比べて多岐にわたる事も想像がつきます。
そこに勝機は見えるかな…とは思いますね。

 

エライズム飛鳥
腰の重い古株銀行をフィンテックベンチャーのスピード感でどれだけ新しい形で事業を展開できるかどうかが今後の鍵になって来そうですね!!

質問はこれで最後になります!

どうもありがとうございました!

 

亮平

こちらこそありがとうございました。

 

まとめ

今回は元銀行員ブロガーの涼介さんにインタビューさせていただきました。

元銀行員ならではの意見で、書いてる私も思わず熱が入ってしまいました。

結論、バンクエラが世界中で銀行ライセンスを取得することは簡単なことでないといったところでしょうか。
もちろんそんな簡単に行くわけがありませんよね。

もうすぐついに上場です。

私含めバンカーの人は長期だと思います。

バンクエラ の魅力についてはこちらを見てください。

上場によりホルダーが増えるのは嬉しいことです!!

よければ亮平さんのブログをのぞいて見てください。
資産運用の勉強になります

ではでは..